高縄山 

~ 人の優しさを感じる院内登山道 ~

高縄山院内登山道は、一度は廃道化したものの、登山口付近に住む主婦2人が(中心となり)年月をかけ少しずつ修復し、遂に復興させた登山道です。

登山道のいたるところで女性ならではの気遣いと登山者の安全を願う心が伝わってきます。

山頂までおよそ2時間半の登山道

自然の息吹と人の優しさを味わいながら登ってください。

立川から玉川へ行く道を進めば院内への案内看板(ほたるの郷が目印です。)があるのでその道を案内に沿って進んでいけば、登山者の駐車場があります!(途中から細道です。)
駐車場そばにある神社横が登山口となります。駐車場に着く前にこの看板が目に入るので分かります。
ちなみにこの日は7時に出発しました。

ところで看板にあるYサークルとは、先に書いた主婦2人がコツコツ作業を行い登山道を復活させたのですが、その長年の活動に共感賛同した人たちが集まり結成されたグループです。
神社脇を通ると登山口の案内があり、そこには登山者のための杖が用意されています。わりと急坂も多いので、杖を持ってこられなかった方は1本借りておくと助かります。使ったあとは返しましょう!
竹林から始まり、しばらく行くと木を切り倒したところがあったのでそちらに行ってみると麓から一体の様子がよく見えました。
竹林から、クヌギの木、そして杉林へと変わっていきます。祠を発見!
Yサークルによって一丁ごとにお地蔵様が置かれてあります。全部で何体あるのかは分かりませんが、ありがたいです。でもこの石の仏様を運ぶの大変だったでしょうね。
IKEDAトライアルパーク???一体何かは分かりませんが…、今はなにもされていないようです。
要所要所にこうして参道が崩れないように整備してくれています。右の写真は撮ってみただけです。
5月中旬でまだ若葉がきれいな時でした。前日の天気予報でこの日は光化学スモッグの注意報が出るかもといわれていたので、霞の多い天気でした。
 アザミが咲いていたので一枚。すっきり晴れていたら瀬戸内海もきれいに見えたのでしょうが…、ちょっと残念。
こうして整備してくれているのでとてもありがたいです。道に迷うことなく進めるので、余計な労力を使わなくて済み、その分精神的負担もかかりません。
写真に撮っていませんが、途中休憩所としてベンチの設置もしてくれており、腰掛けひと休み。桜がきれいだろうなと思える休憩所もあります。
山に行くとよく見る草(花)。ウラシマ草というのが正式名称なのでしょうか?でもいつもコブラ草と呼んでしまいます。ネットで「コブラ草」で検索してみると何件も出てくるので、そう思う人も結構いるのでしょうね。
なんて名前かは分かりませんが、小さなかわいらしい花が咲いていました。
コチラも同様名前は分かりませんが、この季節様々な花が咲いています。
 
時に急坂を登りつつ、でもちゃんと整備してくれているので安心!写真には撮ってませんが、雨水が参道を下って流れ落ちないように、途中途中に斜面に流れ落ちていくようにもされているのです。
そして尾根となり…
葉っぱの湿っているところがこんな模様になるのが不思議???どのような組織構造となっているのでしょうか?
小さな花が可愛くて…
ありがたいですね。おおよその時間まで書いてくれているので助かります。でもあとそんなにも!?なんて思っちゃうかもしれませんが…(看板に書かれている時間は結構山歩きに慣れた人タイムだと思われます。)
杉林を抜け、緑の色が変わってきました!
瀬戸内海が広がってます!でもこの電線と、頂上に見える電波塔は正直邪魔…。ここに書いてしまいますが高縄山山頂は某電話局の基地局となっており巨大電波塔が建てられているのです。
 
スズラン科の花ですかね。この季節虫も出てきます。
 
傾斜が緩やかになりブナ道へと!空気もより新鮮となりました!
 
 ブナの原生林。美しいです。心が和みます。
空気が違います。
院内道終点。頂上までは舗装された道となります。車で頂上(付近)まで行くことも可能です。チャリンコでヒルクライムでやってくる人もいます。 
頂上到着2時間30分かかりました。
高山大権現です。
 あの電波塔に少しばかり上ることができます。残念ながら霞がかかり、きれいに晴れていればしまなみ海道も見えます。
 高縄山は986m。
少し下って高縄寺へ向かいます。途中この山の御神木のように思えたブナの大木 
高縄寺に到着!
真言宗のお寺です。
般若心経を唱えさせていただきました。
 
もみじ祭りが開かれるので、モミジの木もたくさんあります。
そして再びブナ林を通り院内道を下って下山。
11時30分駐車場到着しました。
 
 院内入口から見た高縄山
そして最後にいやなものを見せてしまいますが、頂上の高縄大権現の神社にごみが散乱してました…。マナーは守りましょう!
来たときよりも美しく!それが大原則です。
 戻 る