魂の目覚めた人は一般常識の反対の道を行く

 

 人間は、目では見えない心・魂・霊次元と、目で確かめることのできる物や身体や環境などの三次元の二つに分かれています。すなわち、霊次元の価値観と三次元の価値観に分かれているのです。理想はこの二つの価値観をバランスよく取り入れることですが、これがなかなか難しいのです。何故ならば、ほとんどの人は、霊次元の価値観に見向きもせずに、三次元の価値観・名誉・地位・財産・権力に魅力を感じて、その方向に進むからです。

 そのような中にあっても、魂の目覚めた人は霊次元の価値観を取り入れるようになります。その生き方は、完全に変わってしまいます。その一番大きなものは、生まれ変わりを信じていることです。これが判っただけでも生き方が大幅に変わります。すなわち、三次元の価値観である名誉・地位・財産・権力に対して、全く魅力を感じなくなって背を向けるようになってしまうのです。一般常識とは反対の立場をとって生きていくようになります。自分のことよりも相手のこと、日本中のこと、世界中のこと、さらには地球のことに対して思いが広がっていくのです。

 周囲の人から見れば、馬鹿か阿保かということになり、なかなか理解してもらえません。けれども魂の目覚めた人は、そんなことにはめげず、自分の信じた道をただ邁進していくのです。
 「心のうたvol.52」株式会社エイト社 今月の言葉~壁内観より~
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