マコトの人ほど強いものはない

 

 神示では、心に思うこと、そこから発するところの言葉、そして、その言葉に違わぬ行動。これら三つを一致させることが、神の意に通じる真人(マコトの人)としてハッキリと示され、その励行が薦められている。


「てんし様が神とわからん臣民ばかり。口と心と行と、三つ揃うたマコトを命(みこと)というぞ。神の臣民みな命になる身魂、掃除身魂結構」(『上つ巻』第1帖)

「祈りと申すのは心で祈り願うことでないぞ。実行せねばならん。地上人はモノとしての行動をしなければならんぞ。口と心と行と三つ揃わねばと申してあること、忘れたか」(『月光の巻』第44帖)

「そなたは形や口先ばかりでものを拝んでいるが、心と行と口と三つ揃わねばならん。三つ揃うて拝むならば、どんなものでも与えられるのぢゃ。拝むところへものは集まってくる。足らぬものなくなるぞ。余ることなくなって、満たされるのがマコトの富ぢゃ・清富ぢゃ」(同 60帖)


 マコトの人というのは心と言葉と行いが揃った人のことで、それら三つの「コト」が揃った人を「命(みこと)」というのだとしている。

 今までは、言葉巧みに人を騙したり、心では裏腹なことを思ったりしても何とか通用する時代であったが、これからは違うだろう。

 陰に隠れて小賢しく立ち回ろうとする者はどんどん暴かれ、神示が警告するように、

「悪はどこにも隠れることが出来んようになる」(『天つ巻』第20帖)

 マコトの人ほど強いものはないのである。

 「『奥の院』がこれからは日本の時代だと決めた」中矢伸一著(ヒカルランド)より

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