4月13日  (8日目)
→鯖大師→宍喰町(道の駅の裏の公園にてキャンプ)
 今日は朝6時15分スタート。おっちゃんの言う通り旧道を行く。その前に昨日の善人宿は飯付きで、思わず山ほど食べた。ホントに善人やで。

 で、どんどん歩く。なんだか通行止め(山崩れのため)と書かれた看板があって、近くのおばちゃんに尋ねると「人間ぐらいは通れるとちゃうん。」とのことで、そのまま進む。景色はきれいだ。川沿いをどんどん歩く。川の音と鳥の鳴き声しか聞こえない。きれいいだねえ。

 そのままどんどん歩く。泰仙寺によることにする。また山や…。登らなあかん。ブツブツ言いながら登る。途中建物があり、あれは民家か中間地点だろうと思って通り過ぎ登っていく。岩の下に空洞があり、そこにお地蔵さまがいっぱいいる。その岩から水も流れている。ああ、これも中間地点かと思い、そのまま登っていくと道がなくなる。

 Why?道が分からん。これが道かな?と勝手にどんどん登る。でも、このままでは帰り道も分からなくなる…との判断にて、登るのをあきらめる。引き返し、岩の下の仏様方にあいさつし、心経を唱える。これも何かのご縁で…。

 そしてさらに引き返し、途中にあった建物によると、実はこれが本道でした…。あらま…。でもこりゃ、侘び寂びの世界でいいわ。表の立派なお寺もいいけれど、ここの小さな今は誰もいないお寺もいいね。お墓を見ると○○法師とか○○尼とか書いてあって…。ここで暮らしていたのだろうか?すごい人たちだと、心経1巻。

 再び歩く。
 歩く。歩く。歩く。歩く。歩く。
 もひとつおまけに歩く。
 途中昼を食べ、歩く。歩く。歩く。
 警察署の前の接待所で、ノートを見ると、あ!みんなもう先に行っている。
 歩く。歩く。歩く。歩く。歩く。
 また接待所があり、やった~追いついた。何故か谷口さんもいる…。

 そして三度歩く。今日は宍喰温泉まで歩くぞっと歩く。50キロぐらい歩いた。これも修行だ。そういえば、途中鯖大師で空海は鯖を3年断ったらしい。なんで?あんなにおいしいのに…。砂浜も歩く。今日は疲れた。宍喰温泉の窓からふと外を眺めると、公園があった。

 トイレ付きや!ここで寝よう。キャンプだ!
 

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