すべては想いから始まる 


~地球はでっかい!~

 20代の頃バックパッカーとして数か国旅をした。オーストラリア、アラスカ、ニュージーランド、東南アジアなど振り返れば自然を中心に旅した。

 ほぼ毎日テントを張って野宿をし、星を眺め、そして酔っぱらいながら2週間かけパースからダーウィンへ。続いてエアーズロックのあるアリススプリングへと仲間たちと共に旅をした。

 1週間分の食糧とテントとナベを背負ってタスマニアのオーバーランドトラックを独り歩いた。夜ポッサムがテントをノックするので困った…。

 冷たい夏の雨の中1人用の小さなテントを張って眠ったアラスカのデナリナショナルパーク。金色の毛並みのグリスリーは美しかった。

地球のでっかさを感じずにはいられなかった。

 更には竜宮城って本当にあるのかもしれないと思ったポナペの海。頭上を3mはあろうかというサメがかっ飛んで行ったかと思えば、これまたでっかいマンタが優雅に頭上を泳いでいた。

 ナポレオンフィッシュと泳いだグレートバリアリーフ。そこには地上とはまた違う別世界があった。

 訪れた先どこにもあったのは大自然。そしてその偉大さ。

人間ってなんてちっぽけな存在なのだろうと思った。

とてもじゃないが人間はこの地球が創造してきたものにはかなわないと思った。

 
人間は地球にはかなわない!


 ヨーロッパを訪れ、人間の創造力を表現した建築物の迫力にも驚きもした。

 日本国内の国宝級建築物を見てその美しさと自然との調和に感動した。

 それでもやはり自然が生み出してきたものにはとても及ばない。


 けれども今では人間による開発(破壊)がすすめられ、地球(大自然)は危機的状況にある。いや、それによって人間の生活を脅かし始めている。


~身近なところから~

 子供の頃僕の家の周りには田畑がいっぱいあった。僕の遊び場は、近所の神社と田畑、そして川と池。もの心ついた頃には川は汚れつつあったが、それでもまだ魚がいた。

 田んぼの用水路に季節によってはドジョウがたくさんいて、親父と一緒にザルで掬い、家族みんなでどじょう汁を「いただきます!」なんてこともあった。

 けれどもその用水路は三方を、あるところは四方をコンクリートで塗り固められ、今では生き物なんているとも思えない、深く暗い色をした死の世界となってしまった。

 更に田畑はどんどん埋め立てられ、各メーカーご自慢の家やアパートが立ち並び、今ではところどころに田畑があるという状態。僕の思い出の風景は消え失せてしまった。
 いやそれどころかコンクリートジャングルとなったせいで大雨で川が氾濫するようになった…。(これが都市計画か???)

 人間は何故田畑を潰し家だらけとし、ストレスを生み出すのだろう。修繕すればまだ50年、あるいは100年持つだろうと思われる古民家を解体し、そこに30年しかもたない家を建てるのだろう?


 何とかしたい。僕の思い出を守りたい!(いや、思い出を返せ~!)。この地球(自然)の美しさを守りたい。生まれくる子供たちにも見せてあげたい。そして受け継いでいきたい(いってもらいたい)。


 そんな思いから(自分なりに)できることをコツコツとやっていきたい。

 「地球の汚れは、(人間の)心の汚れ」。きれいにしましょうよ。

 
僕らは地球のお世話係なのだから

 
地球と一緒に楽しく生きていきましょう!

 
共生・共発展の世界を創りましょう!


               平成26年5月(27年7月・令和元年11月・令和2年6月一部修正加筆)



 僕らは地球のお世話係   生れて来たときよりも美しく 
  心を満たす
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