5月8日  (33日目)
→延光寺(番外)→土井駅(民宿松屋泊)
 雨だ。ザ~ザ~降っている。予想通りといえば、予想通り。けれどもちょっと残念。

 7時過ぎに出発する。カッパを着るのが嫌なので、下のカッパのズボンと傘で歩く。とりあえずは国道を歩く。まあゆっくり歩こう。今日からは忙しいのはやめて、あわてずゆっくりと歩こう。左足も痛いし…。なのでゆっくり歩く。

 途中でパンを食べたりしながら歩く。でも雨やまないね。歩く。再びお腹もすいてきたので、ご飯でもと思い店に入るけれど、誰もいない…。他に行こ。次なる店は?「うわっ、ここはきれすぎる。」「うわっ、ここは潰れとる…。」
雨なのでコンビニはちょっと無理やし…。まあここでパンを食べて…。

 なんだかお腹が減っていると、ちょっと腹も立つ。「どりゃ!トラック!水散らすな!」。なんで店がないのだ!ちょっとブツブツ言っていると、鯖大師の沙門明善さんの言葉「心を洗い、心を磨く遍路道」。

 そや!怒っちゃいかんねん。気持ちを抑えてにこやかに!「ありがとう。みなさんのお陰で歩けています。」

 2個目のパンを食べたと思えば、目の前にうどん屋が現れる。思わず入ってしまい肉うどん定食を食べる。「腹いっぱい。死にそうや…。」。全く坊主のはしくれにもおけない奴だ。お接待にコーヒーまでいただき、さあどうしようと考えながら出発。歩く。途中トイレに行きたくなり、公民館に飛び込みセーフ。ありがたい…。

 延光寺に到着し、お参りを済ませ、雨もやまないし…。寒いし…。今日は土井駅の駅舎にでも泊まろうと思うが、寒いしので、電話をかけ、土井駅近くの旅館に泊まることとなる。あ~今日もまた(宿に)泊まってしまう。明日からこそ野宿で行こう!がんばらねば。今日は寒いし…。ちょっと軟弱な自分。明日から再び強くならないと!


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